投影実験用動画
1:背景付きだとどのような感じで見えて来るのか
2:人形はどの程度自由に動かせるのか
3:適当に写真を撮ってどの程度の動きになるのか
4:1日で撮影時間と枚数はどのくらいいけるのか
5:カメラの設定の調整、および問題点の確認
6:動画の尺はどの程度が適当か
といったところです。
1:はまだ実験できていません
2:は腕は比較的自由に動かせるが、その他はほとんど動かせないという感じです。
バランスが非常に悪いので足に関しては全くいじれない上に体の重心が左右どちらかに寄ってしまった場合も転倒します。
この動画で人形を動かしたせいで腕がもげそうになっているので正規版撮影の前に体を作り直します。
1番焦ったのは頭部が大きくひび割れていて危うく崩壊するところだったということです。なんとか接着剤で補強したのですが、顔がぶっこわれたらもう手描きアニメでやるしかないなぁ。という感じです。
3:自分の中では少しずつ動かしたつもりで動かしたのですが予想以上に動きががたつきました。1コマの間に着物の折り目や髪の毛などをいじってしまうと修正不可能になるので注意したいです。袖は何とか修正できる場合が多かったです。コマ数は現在1秒10枚ですが15枚ぐらいにした方が良さそう。
4:撮影時間は午後から初めて5時間500枚ぐらいが限界です。ずっとカメラに張り付いていたら腰を痛めました。室内でカーテンを閉めているとはいえ日の光でけっこう色が変わってしまうので夜間にまとめてやった方が良さそうです。
5:いくら設定を変えても人形の角度などで勝手にカメラが補正をかけるので色味はどうしようもないです。一眼レフ初心者なのでわかっていないところもあるのですが、Photoshopで1枚ずつ気長に補正していった方が確実な気がしました。
シャッターは手押しだと絶対にズレるので全てリモコン操作です。
6:教授にも相談しましたが、尺は20秒ほどあれば十分な気がします。1番短い絵コンテが「夏」の絵コンテなのでそれを作ってみてまた考えます。
絵コンテの「夏」と「秋」を載せてみます。短すぎてボツにしようとしていましたが、復活です笑
夏はキツネ面が傘を持って雨が降ったり止んだりします。
秋はカラス面がうちわを持ってあおぐといったシーンです。
この2つは小道具も早めに出来上がっていたので比較的楽に絵コンテが描けました。
できれば、最終提出までに「夏」の動画を作ってしまいたいのですがどうなるかはわかりません。
投影装置に関してなのですがラフのラフぐらいを家でやってみました
書き初め用半紙に穴を空けて向こう側に鑑賞装置を吊るします。
実際は障子紙を垂らす予定です。
位置関係はだいたいこんな感じで、
暗くすると
こうなりました。
半紙が真っ白なのでどうかな、と思っていたのですが光の色でけっこう温かい色味になったので真っ白い障子紙でも平気そうです。
ただ透けた感じがあまりきれいでは無いので本番はそこにも気を使いたいです。
鑑賞装置のライトはこんな感じです。このライトは白熱灯の豆電球なので明るいし電池でも点きます。
結局、LEDでこの程度の明るさを出すには電池から電力をとる方法がなかなかみつからないのでVVF1.6mmx2芯というものを使って天井から電源をとってしまうかなーと考えています。
これを穴空き半紙から覗くと
こんな感じなので箱の1面に穴を空けて見た画像
とそこまで変わらないなぁという感じです。
紙になった分、加工が楽かなぁ、と思います^^
視野に関しては微調整を繰り返してベストなポイントを探します。
この鑑賞装置は実験用なので本番用はちゃんと木できれいに作ります。
あと投影用の台も購入したのですが、2m×2mだとあまりにも巨大なので1m×1mにしました。これも現場で投影しないとわからないのですが、一番短い幅を2mまで伸ばすのはちょっと無理な気がします。
机が1m×1mなら鑑賞装置の円形配置もできるかもしれないので、色々調整していきます。
ものすごく不確定要素が多すぎて最終審査をパスできるか非常に不安なのですが、現場合わせ勝負の展示でもあるのでそこを伝えられるようにドキュメントを制作しようと思います。
あと1週間!結局ギリギリでわたわたしそうです笑